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お役立ち情報

草花の種まきと育て方

種のまき方

種まきの方法は、草花の種類、種の大きさ、まく量、時期、まく場所の環境によって違ってきます。

  1. じかまき
    花壇や庭などに直接摘種する方法で、比較的手間がかからない利点があります。特に移植を極端に嫌う草花や、直根性の草花は、じかまきに適します。
  2. 床まきまき
    床に摘種し、育苗後植え替える方法です。床まきでは、土を平らにならし床の表面に角材などで浅いまき溝をつけ、種が重ならないように筋まきにします。
  3. 鉢まき、箱まき
    素焼鉢や、底に排水用の小穴をあけた浅い平箱にまく方法で、細かい種や貴重な種をまくのに適しています。
    鉢まき、箱まき
  4. ポットまき
    育苗用のポリ鉢にまき土を入れ、1鉢2~5粒ぐらい種をまきます。発芽後そのまま追肥して育苗し、苗が育ったところで鉢から抜いて根をくずさぬように移植すれば、根を切らず、植えいたみが少なく、移植をきらう種類のものも移植できて好都合です。ポリ鉢のほか、ジフイーポットなども利用できます。

苗の育て方のポイント

1年生草花は、通常、発芽後1カ月間が育苗期間といえます。この期間が栽培上最も注意を払う必要があると同時に、育てあげる楽しみも大きいものです。

  1. 日照
    種は通常、1週間前後、早いもので3~4日、遅いもので2~3週間で発芽します。発芽までは強い直射日光は避けるように日除けなどを用いますが、発芽後は早めに日除けをとり、十分日光に当てます。
  2. 灌水
    播種後、発芽までは絶対にまき土を乾かさないように注意する必要があり、灌水が重要です。ただし、過度の灌水は逆に種を腐らせる原因ともなります。晴天が続き土の表面が乾いたら、速やかに灌水するようにします。
  3. 肥料
    じかまきの場合は、事前に土に肥料を施しておきますが、一般的に播種時は、施肥の必要はありません。しかし、育苗中は追肥が重要となります。発芽後、苗がしっかり根づき、生長を始めたら、薄い液肥を施すとよいでしょう。

間引きと植替え

育苗の過程で欠かせない園芸作業が間引きと植替えです。播種後、発芽し生長する苗は、すべて良質のものとは限りません。がっしりとした苗を育てるために、手間はかかりますが慎重に行いたいものです。

  1. 間引き
    発芽後、生長して苗がこみ合ってくると、十分に日光が当たらなかったり、風通しが悪くなったりします。こうしたことが原因で、病害虫の誘発や徒長など、軟弱な苗となる危険があります。じかまきの場合は、発芽がする苗が多いだけに、苗がぶれ合わないように早めに間引くことが大切です。床まき、鉢まき、箱まきの場合は、やはり、苗がふれ合わないように、発芽後1~2回の間引きを行うとよいでしょう。
  2. 仮植
    床まき、鉢まき、箱まきなど、植え替えを前提にしたものは、発芽後1~2週間で、間引きののち、仮植します。仮植の適期の目安は、理想的には子葉が開ききって本葉が出る前がよいのですが、遅くとも、2枚日の本葉が出始めるまでに1回目の仮植をすませます。
    2回目は、本葉4~5枚のころが最適です。幼苗はデリケートなため、仮植の際、根土が落ちないように注意します。仮植の数時間前に苗床に軽く灌水しておくと、根土が落ちにくくなります。植付け間隔は約3~5cmぐらいとします。

仮植

定植

苗が育ったら、庭や花壇への定植を行います。

  1. 定植の準備
    定植する場合の土づくりがポイントです。植え場所全体を深さ20~30cmに掘り返し、堆肥、ピートモス、腐葉土などをすき込み、土質の改善をはかります。さらに石灰や3要素を主とした元肥を混ぜておきます。
  2. 植え方
    発芽後約1カ月を経て、本葉6~8枚ぐらいに生育した苗が定植する日安となります。植えつけの深さは、苗の地ぎわが地面と同じになるようにし、浅植え、深植えは避けます。植えつけ間隔は草花の種類、草丈、草姿(株張りの大小)などでちがってきます。よい花を多く咲かせるには、基本的に密植を避けたほうが生育もよく、病虫対策上も、好ましいものです。