お役立ち情報

カランコエ

特性

ベンケイソウ科、カランコエ属の総称。多くの種類があるが、鉢花として出回っているのは、マダガスカル島原産のブロスフェルディアーナ種を元にして改良された、小さな花を頂部に数多く咲かせるベニベンケイ型(ボール型)と、下向きの釣り鐘状の花をつけるベル型の2種類である。多肉植物で,乾燥にはかなり耐え、耐寒力もある(最低越冬温度5℃)。日が短くなると花芽を分化する短日植物で、1月中旬頃から開花する。ベニベンケイ型は、人為的に日を短くする短日処理によって、10月頃から店頭に出る。

 

特性 特性

手入れ

置き場所

最低温度が10度を割るようになったら室内に入れ、窓際の日当りのよい所におく。ときどき鉢回して、均一に光が当たるようにする。

特に開花中は、長い間鉢を動かさないと、花茎が明るい方に傾くので注意する。

晩霜のおそれがなくなったら戸外に出し、充分日光に当てる。雨ざらしにはしない。

また、真夏の光線は強すぎるので、真夏の晴天の日には、朝夕だけ直射日光に当て、日中は涼しい木陰などに置く。

水やり、施肥

水をやり過ぎると、過湿になって根腐れを起こし易い。特に冬期、水をやり過ぎて根腐れを起こし、春になっても回復しないことが多い。低湿期には、鉢の表面が乾いても,なお2~3日待って、午前中に充分に与える。受け皿に水が残らないようにする。逆に生育の盛んな夏期は、ひどく乾かし過ぎないよう、表面が白く乾いたら、たっぷり灌水する。9月中旬頃から、だんだんに水やりの回数を少なくして行く。

施肥は、あまり多くを必要としない。5~9月に、液肥を10日に1回程度施すか、5、7、9月に各1回、固型の油かすなどを置肥する。

植えかえ

花が終ったら花茎を切っておく。植えかえは毎年行う。5月頃、根株を1/3程度くずし、1回り大きな鉢に植えかえる。寄せ植えになっているものは、適宜,根株を分けるのもよい。用土は排水・通気性のよいもの、例えば、腐葉土3、赤土5、鹿沼土2、の混合土や、川砂4、ピートモス3、鹿沼土3の混合土などを用いる。植えかえの際、地上部を1/3ほど切り詰める。

花の咲かせ方

日が短くなる9月下旬になったら、つぼみが出始めるまでは、電燈の光に当てないようにするのがポイントである。最低湿度が10度を割る頃に室内に入れるが、さらに、11月に入って室温が下ったら、夜温を10度以上になるよう、保温を工夫することが必要である。カランコエは、最低温度が5度あれば、安全に越冬できると言っても、夜温が低いと、生育がにぶって、開花は暖かくなる4、5月頃になる。

年内に開花させるには、8月中、下旬から30日位、夕方5時から翌朝8時まで、ダンボール箱をかぶらせて短日処理をすればよいが、最高温度が25度以上になると、花芽分化が抑制される。また夜温が高いと、箱の中でムレてしまうので、平地ではむづかしい。

ふやし方

5~6月頃さし芽をする。植えかえる時に切り詰めた茎を利用できる。天ざし(2~3対の葉をつけた茎の先をさす)か、中間ざし(2~3対の葉をつけた茎の中間をさす)のいずれでもよい。床土は、通気性のよい鹿沼土、パーミキュライト等を用い、充分に湿らせ、ピンセット等で穴をあけてさす。さし芽後は、明るい日陰に置き、やや乾燥気味に管理する。

1か月位で発根し、成長を始めたら、前述の植えかえ用の用土で、3~3.5号鉢に鉢上げする。4.5~5号鉢に3~5本(ベル型の茎の細い品種は7~10本)寄せ植えしてもよい。鉢上げ後15日位したら、1回日の追肥をする。天ざしの場合は、さらに15日位したら摘心をしてわき枝を出させる。