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カトレアを楽しむために

洋ランの原産地は熱帯圏に多く分布するため、トロピカル・オーキットとも呼ばれている。18世紀末頃、イギリスは、世界の各地に舶を派遣し、洋ランの収集に積極的に取り組んだ。これをオーキッドハンティングと称し、世界に名高いコレクションとして、7大陸から多数のランが集められた。現在ランは、属で660属、原種で26,000種余が数えられる。
今日、洋ランと呼ばれているものは、ラン科植物の一部であり、日本に洋ランが渡来したのは1877年、明治10年とされている。
カトレアを楽しむために

知っておきたいランの特色

茎・・・ (1)水分を貯蔵する機能を持つパルプ(偽球茎)を持っている。

葉・・・ (2)蒸散を抑制する硬い構造と独特の光沢、微細な突起を有する葉を持っている

根・・・ (3)マメ科植物と同様に菌と共生し、養分を吸収する菌根で、根の外側はスポンジ状の構造を有する。

成長・・ (4)ラン科植物は、成長が緩慢である。

カトレア

ひときわ華麗なカトレアは、花の女王の名にふさわしい風格を備えている。花を楽しめる期間は一花で約15~30日と長い。

中南米を中心に分布する着生ランで、空気の移動がおこる地上約3~8m位で生活する。根は樹皮上にはりついている。 バルブ頂部に葉をつけ花は葉の付け根から発生し、春・夏・秋・冬咲き品種と開花期によって分けられる。自生地では半日陰で生活している。これ等をふまえて次の事がらを守りたい。

  • 生育適温 生育期…夜20℃冬の湿度…16℃ 昼27℃最低気混…10℃
カトレア
(管理)
  • 光を充分に
    晩秋から早春までは、ガラス越しの日光をあて、出来るだけ株の充実を促す。
    春から秋中ば頃までは、直射日光を避け出来るだけ寒冷紗などで30~50%遮光し、強光を制限して管理する。この時期は、西日による葉焼けにも細かい心配りを必要とする。カトレアは、通風を良くして酸素の供給も怠らないようにする。
(潅水のめやす)

生長期(3月~10月)には、水分を多く要求するため、水やりの回数は多く、活動の少ない11月~3月上旬頃までは少なくする。植え込み材料(コン ポスト)の表面を手で確かめ、湿り気が感じられなくなったら施す。加湿・停滞水は特にさける。そのため梅雨や秋の長雨の時期は雨除けをする。

(肥料)

新芽の伸長期(3月中旬)頃から茎の充実する10月までは、肥料をほどこす。置肥としては、油粕6~7、骨粉3~4位の割合で固練りしたものを、鉢 から落ちない様1カ月1回施す。他に、4~7月頃までの生育期に液肥1,000倍~1,500倍を水やりと併用して2週に1回ほどこす。

(植え替えと株分け)

へゴ等に着生させたものは別にして、2~3年に1度、3月~5月の新芽が2~3cm伸びた時期に行う。植える材料(コンポスト)は、水苔、パーク、軽石などがあり、一般には水苔が使用される。植える堅さは、植え終わった後、茎を持ち上げても鉢が抜け落ちない程度が良い。

(温室のない家庭では)

温室のない一般の家庭では冬期、株を維持するだけの温度がなかなかとれません。その様な時は、低温に強いソフロニチスと交配されたミニ・ミディタイプのものや、大輪系のものでも寒さが来る前に花を咲かせる秋咲のものを選ぶと良いでしょう。