コラム
2021/05/22ローズクリエイター木村さんとめぐるガーデンツアーを開催しました
コラム
これまで、バラの多面性を引き出す数々の魅力的な新品種を発表し、そしていばらきフラワーパークの育成監修に携わるローズクリエイターの木村さん。
リニューアルオープン後、初めてのバラシーズンを迎え、木村さんとめぐるガーデンツアーを開催しました。
ガーデンツアーでは、新しく植えられた個性的なバラの紹介と、木村さんが生み出した低農薬でも元気に美しく育つバラたちの魅力とそのこだわりを聞きながら園内をめぐりました。
病気に強く、低農薬でも美しいバラをコンセプトに植栽されたレストランエリアに咲き誇る真っ赤な「マイローズ」は、鮮やかな発色で花もちがよく、驚異的な長さで楽しめる品種。「花が横を向いているのは、背丈が伸びたときに美しい花姿に寄り添って眺められるよう」とのこだわり。
バラの魅力は多様性で、育種はルービックキューブのようと木村さん。形・香り・色のバリエーションはもちろんのこと、葉の形や蕾の愛らしさまでさまざま。思い通りにならないことが多いけど、そこに面白味を感じるとともに、大変な作業が報われた瞬間が好きとやりがいを語っていただきました。
バラの歴史やトレンド、育てる際のコツなどを実際のバラを見ながら初心者でもわかりやすく語っていただき、そして未発表でここでしか見ることのできない貴重なバラも多く紹介いただいて、内容の濃いガーデンツアー。
ツアー後、アトリエではローズファームカフェで提供しているバラのクグロフとバラのフレーバーティを味わいながらの質問タイムがあり、育種を志した木村さんの原点などを伺い知ることができました。
多くの人を魅了してやまないバラの歴史は長く、育種は「時空を超えて共感してもらえる仕事」だと木村さん。
ユーモアたっぷりでなごやかな雰囲気のなか、バラについて理解を深め、楽しみ方の豊かさを知る時間となりました。
コロナ対策で人数を制限し、午前・午後の2部ともに満席
育種家の木村卓功さん
レストランエリアに500株植えられた「マイローズ」。美しい花が横を向く
美しさだけでなく、育てやすさが重要
ダフネを交配した「シュリンクス」。日本の天候を考慮して木村さんが作ったバラ
バラのトンネルは大苗から1年でここまで立派に成長
ガーデンツアーのあとは、バラのクグロフとバラのフレーバーティを味わいながらの交流タイム
いばらきフラワーパークでは、今後も花や植物に関連したさまざまなアクティビティを開催します!
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