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2023/01/29森の遊び場作りワークショップ開催レポート
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「花やさと山」の新たな野遊びエリア「モミジ谷」に、森のプロたちとツリーデッキを作るワークショップ、「親子で森の遊び場づくり」を3回にわたって開催し、たくさんの親子にご参加いただきました。
フラワーパークのある八郷はのどかな自然に囲まれていますが、里山は人が入ることで豊かな自然のバランスが保たれてきました。木材や燃料として活用されなくなった里山は、あっという間に荒廃して、生物多様性を失いながら災害にも弱い環境になってしまいます。
普段は東京ドーム100個分もの広大な八郷の里山を計画的に管理しているというスズラン企画さん。
今回のワークショップは、里山活用のプロフェッショナル「スズラン企画」と、森あそびのプロフェッショナル「八郷留学」がタッグを組んで、フラワーパークで森の資源循環に加わりながら、人と里山の環を繋ぎなおす、遊びを通して学べる機会となりました。
まずは、森のプロたちから森の役割について、子どもたちにもわかりやすくお話しいただきました。
木々に葉っぱがあることで、雨水を地中にゆっくりため、養分を蓄えて川へと流れ、森はさまざまな生き物の食物連鎖の源になっているとのこと。
しかし、間伐をしないと地面に日が当たらず、地表の植物が育たないため、木々も成長できない悪循環となってしまいます。
二酸化炭素を吸収してくれる木は、木材として使うことでも炭素を溜め込んで地球温暖化防止に貢献します。
森の大切さについてわかりやすくレクチャー
森を活用することで、生態系が守られ、防災にも役立ちます
焚き火の材料集めは子供の本領発揮
人が森を活用することの大切さを学んだあとは、焚き火からスタート!
子どもたちは森に入って、燃えやすい杉や乾燥した枝などをたくさん集め、木によって燃え方や音が違うことも楽しんでいました。
体がポカポカ暖まったあとは、いよいよツリーデッキ作りスタート!
八郷産のヒノキで作った根太(井の字型の基礎)に、電動ドライバーを使ってデッキの床を固定していきます。
最初は恐る恐る電動ドライバーで慎重にネジを取り付けていた子どもたちも、コツをつかんですぐに上手に!
はじめて触れる電動ドライバーに最初はドキドキ
子どもたちはすぐに慣れて、真っすぐに入れられるように
大人は優しく見守ります
そしてデッキが完成したら、床板に自分のサインを入れて記念撮影!
焚き火で作ったアツアツの焼き芋を美味しそうに頬張りながら、デッキで遊ぶ子どもたちはとっても楽しそう。
デッキの上にある枝をカットして完成!
完成したデッキにサインを入れます
焚き火で作った焼き芋もホクホクと焼き上がりました
ツリーデッキに昇って焼き芋を
1月22日は女子たちが頑張りました!
1月28日は満員!こんなに乗っても大丈夫!
自分たちの手で、森に楽しい遊び場を作るワークショップを通して、森を少しでも身近に感じる体験になってくれたことと思います。
2月11日(土)、18日(土)には、野草・薬草のプロフェッショナル「ツムラ石岡センター」から、生薬のプロが来園し、「森の役立つ植物たちを巡る散策ツアー」を開催します。
お茶などにして楽しむハーブも、実は里山に多く自生し役立つ植物です。さらに、「医薬品」として効能効果を謳う事のできる「生薬」の原料となるもの、それに近しいものも、里山には意外と多く暮らしているのです。
森を知り、暮らしに役立てるワークショップ、ぜひご参加をお待ちしています!
「森の役立つ植物たちを巡る散策ツアー」
➀2月11日(土)、②2月18日(土)
定員10組/所要時間約60分
小学生~中学生の親子対象
[参加費]親子2名1組500円
いばらきフラワーパークHP「100の体感」よりご予約ください。
【営業時間】9:00-16:00(3月からは17時まで営業)
【入園料】大人900円、小人300円、ペット200円、未就学児無料
【休園日】火曜日