2000本の風見鶏によるモビールスケープ。
風と光によって様々な色彩が現れる。
制作年:2023
電球が振れると、光と影の蝶が羽ばたきはじめる。
制作年:2023
会場音源:sawako
羽根を組み合わせたモビール。
風に乗ってゆらゆらと揺らめく。
制作年:2012〜2017
会場音源:sawako
1981年徳島県生まれ。2004年武蔵野美術大学建築学科卒業、2006年東京藝術大学大学院修了。「浮遊」や「鳥」への興味からはじまり、現在では「軽さ」「動き」「光」に着目した作品を展開中。美術館での作品展示をはじめ、商業施設など大空間での空間演出も行う。2022年武蔵野美術大学建築学科特任准教授着任。
展示イメージ©️ Kosei Komatsu Studio
©️ Photo : Shin Inaba
光が持つ普遍的な性質の一つである直進性が、環境のリズムで揺らぐ実験的インスタレーション。 刻んできた歴史と、これから刻んでいく時間を可視化し、体感する。 光が直線で空間を貫くことでこれまで歩んできた歴史を表現し、揺らいでいく光はこれから先の未来はまっすぐ進むのではなく、必ずどこかに揺らぎがあることを表現した。
“SUPERNATURAL”をキーワードに多様な空間・環境を舞台に独特な光の演出を創出している照明デザイナー。夜の逗子海岸をキャンバスに、自然現象の一つである「波」を視覚化し、一筋の光として波の砕ける音とともに静かに出現させる光の彫刻NightWaveを発表。外務省日本ブランド発信事業にて日本の照明デザイナーの一人に選定された。
ライトアップイメージ©️ Tokyo Lighting Design LLC
©️ Tokyo Lighting Design LLC
蜘蛛の巣による絵画。
本物の蜘蛛の巣を幾重にも重ね、幾重にも着彩した。
制作年:2020〜2023
会場音源:sawako
2014年、朝日町立ふるさと美術館特別展「パラレルネイチャー ―もう一つの自然採集―」に、石渡愛子が「蜘蛛の巣」を額装した小作品を発表し、以降小松宏誠とのコラボレーションワークとして発展させている。
©️ Photo:柳原良平
” PEACEFUL NAP “
気持ちよくうたた寝をする巨大な猫。
黄色は平和や愛する人の無事の帰還を願う色として昔から使用されてきました。
この黄色い巨大な猫は現在の混乱の世界への平和の象徴としてのメッセージです。
ある日は歴史的建造物の中で、またある日は温室のようなアトリウムで。見る人の心の中に平穏と休息を届けます。
1981年 北海道伊達市出身 東京都在住、2006年 武蔵野美術大学 造形学部 彫刻学科卒業、都市空間と人間の関係性に興味を持ち、人々が精神的に都市空間とつながる手助けとなるよう、公共空間での彫刻作品を制作・設置する取り組みをおこなっている。主な作品に銀座4丁目 宝童稲荷神社参道“猿結参道”(2016年、銀座)、MIYASHITA PARK SHIBUYAのボルダリングウォールのシンボルアート”YOUwe.”(2020年、渋谷)。高さ5.7mの大型彫刻 ”Find Our Happiness”(2021年、中国中山市)がある。※ WA!moto. はMotoka Watanabe による。ヒューマンスケールをキーワードに人々と空間、環境、文化、世代を繋ぎ、目に見えないパブリックを作り出す活動です。
©️ photography Alfie Goodrich
ボタンにはその洋服を着ていた人の記憶がある。どこかへ出かけたとき、誰かと一緒にいたとき。楽しいときも嬉しいときも悲しいときも身につけていたボタン。その記憶の欠片となった星のような雫のようなボタンを降らす。想像の営みが広がる復元建築の直屋にて、誰かの思い出が満ちた部屋が生まれる。誰もが見たことのあるボタンたち、その空間に入ることで、あなたの記憶に思いを馳せることができたならと考える。
布には時間が内在している。布が織られた時間、わたしが布を解く時間、新たに空間に紡がれていく時間がある。わたしの手で解き紡ぎ直した糸の束、それは時間の束でもあるだろう。
鎌倉時代の建築が復元された空間にて、その糸の束を立ち上げる。そこは想像の営みの時間が詰まった空間で、その中に足を踏み入れ、触れることで、時を思い、様々な内在する時間に入り込んでもらえたらと考える。
1993年東京都出身。2016年武蔵野美術大学造形学部建築学科を卒業後、2018年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。 「時間と模様の再構成」をテーマにしたインスタレーションを展開。些細な記憶や風景、時間を模様と捉え、その模様を繊細かつ大胆に空間へ再構成することで、鑑賞者が記憶や時間を辿ることを可能にする作品制作を行う。
©️ Photo : 西うつ樹
透明で頑丈な水風船を350個積み上げたインスタレーション作品。とけたガラスのような水風船の垂れ方や触り心地の違いを楽しむうちに、建物の内部空間に視線が移る。かつて住宅兼工房として使われていた建物の静かさと激しさ、その空気感と作品の類似性。時間とともに移ろう穏やかな光が開口部から差し込み、作品の表情を変化させ鑑賞者が訪れるたび違った発見をうながす。
1998年東京都生まれ、東京都在住。2023年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。自然現象や素材に魅力を感じ、鑑賞者とともに発見・探求できるインスタレーション作品を制作。
©️ Photo : Shin Inaba / ©️ Photo : Miisa Kato
【開催期間】2023.12.2sat~2024.2.25sun
2023年12月16日~2024年1月14日
大人1300円 小人450円(小中学生)
2024年1月20日~2月25日
大人1000円 小人350円(小中学生)未就学児無料/各施設の入園料含む
※常陸風土記の丘での展示は12月16日からとなります
【会場】いばらきフラワーパーク/常陸風土記の丘
【主催】(一財)石岡市産業文化事業団
いばらきフラワーパーク Moonlight Rose Garden 2023 開催中
【開催期間】2023年10月1日~2024年1月14日
特設WEBサイトはこちら筑波山麓ののどかな里山風景がひろがる石岡市にある「いばらきフラワーパーク」と「常陸風土記の丘」の二つの施設が舞台となり、「いしおかアートスケープ」が開催されることになりました。万葉に詠われた昔からうるおいある文化を築き、数多くの文化史跡や名所旧跡、民俗芸能が伝承されてきた「歴史の里」で、自然や風景の美しさを生かした6名の作家によるアート作品が展示されます。ぜひこの機会に、人の営みを感じる豊かな自然が残るこの石岡市で吹く風を感じ、霞たなびく田園風景を眺めながら、自然あふれる里山と悠久の歴史を満喫してください。そして、自然の恵みを享受する地域の方々が育てたみずみずしい野菜や果物をぜひご賞味ください。
幼いころから、茨城の自然に囲まれて学び、茨城の美味しい農産物、水産物を食べて育ちました。私を育ててくれたこの温かい故郷が大好きです。 今回「いしおかアートスケープ」の舞台となる石岡市・旧八郷地区は、「にほんの里100選」にも選ばれる、のどかな里山風景が広がっているとても自然豊かな場所。花と自然にふれるフラワーパークのグリーンヒルで展示される小松 宏誠さんの作品は、広い空から「光」や「風」を受けて、繊細で美しい2000個ものモビールがまるでひらひらと舞う蝶のように輝く幻想的なアートです。人間が創るテクノロジーが自然現象や風景と融合し、そして時間の経過とともに変幻自在な表情を見せてくれる「いしおかアートスケープ」を代表する作品となります。また、数多くの歴史遺産を守る「常陸風土記の丘」で展示される作品たちも、自然や文化を生かした懐かしくも新しいアートです。この地で大切に育まれた文化をいかし、日本の原風景に溶け込む作品たちを巡って、自然のもつ表現力の豊かさを体感してほしいと思っています。 Profile 茨城県出身。2019年3月宝塚歌劇団を退団後は、俳優、声優、歌手として多方面で活動。主な出演作として、TVアニメ『マッシュル-MASHLE-』アビス・レイザー役、『SHAMANKING』麻倉葉王役、『かげきしょうじょ!! 』里美星役、舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語 歌仙兼定役など。
※詳細はいばらきフラワーパークのHPにてお知らせします
「見るから感じる」をコンセプトに、2021年4月にリニューアルオープンしたいばらきフラワーパーク。春と秋に見ごろを迎える県花のバラ約900品種をはじめ、四季折々の花が咲き誇る園内では、自然豊かな土地を活かしたアクティビティや、茨城県・八郷の食材を使ったグルメを楽しむことができます。花や里山の自然を五感をつかって楽しめる「100の体感」アクティビティは年間100種類以上あり、五感で季節ごとの魅力を体感できます。
[営業時間]2023年12月2日~2024年1月14日:12時~20時30分(17時点灯)※土日祝は9時開園/2024年1月20日~2024年2月25日:9時~16時 [休園日]火曜日、12月31日、1月1日、1月15日~19日[入園料]2023年12月2日~2024年1月14日:大人1200円、小人(小中学生)400円/2024年1月20日~2024年2月25日:大人900円、小人(小中学生)300円※未就学児無料、ペット200円[所在地]茨城県石岡市下青柳200 0299-42-4111
WEBサイトはこちら常陸風土記の丘は、石岡市龍神山麓の豊かな自然に囲まれた歴史体験公園です。茨城県の歴史の里に指定されている“いしおか”の歴史を紹介する展示室や、実物大のサイズに復元された遺跡群、また移築された江戸時代の茅葺き民家で食事ができるなど、たっぷり歴史が体験できます。歴史以外にも、幼児用の遊具施設や自由に使える芝生広場、春には500本を超える桜が楽しめる新たな桜名所などとしても知られ、季節に応じてのんびりと一日を過ごすことができる施設です。
[営業時間]2023年12月2日~2024年2月25日:9時~16時 [休園日]月曜日(祝日の場合は翌平日)、12月28日~1月2日 [入園料(開催期間中)] 大人310円、小人(小中学生)150円※未就学児・ペット無料 [所在地]茨城県石岡市染谷1646 0299-23-3888
WEBサイトはこちら「石岡・やさと観光周遊バス」の時刻表やフリーきっぷについては、関鉄グリーンバスHPにてご確認ください