大盛況の「音の花束コンサート」第1回開催レポート／ROSE LABOのPOPUPも開催しました

爽やかな青空のもと、春バラや初夏の草花が咲くいばらきフラワーパークで、上質な音楽と四季の花々のコラボレーション「音の花束コンサート」シリーズの第1弾が初開催されました。

「五感を心地よく刺激することで、ついせわしなく過ごしがちな日常を少しでも彩りたい」
そんな想いを共有した茨城おとのわプロジェクトといばらきフラワーパークによる、茨城出身のミュージシャンたちによるジャンルを超えた全7回のコンサートシリーズ。

初回となる6月4日（日）は、バラの品種園にあるアトリエにて、ピアノ奏者・吉田琢磨さんと、オーボエ奏者・川澄萌野さんのお二人による、バラをイメージした音色の美しい演奏をお届けしました。

バラの装飾を施したコンサート会場となるアトリエには、公演前から続々とお客さまが集まり、全2回の公演はともに満席で立ち見のお客さまもいらっしゃるほどの大盛況となりました！

オーボエ川澄さんのご主人のピアノの先生が、なんとピアノ奏者の吉田さんというご縁のお二人。
観客の心をつかむ息ぴったりの演奏を披露いただきました。

演奏中、「オーボエ」についての楽器の紹介もあり、川澄さんいわく、甘く、まろやかな音色が特徴で、その歴史は古く、エジプトの壁画にもオーボエの祖先が描かれているそう。
クラリネットと似ていると言われることの多いオーボエですが、全く異なる楽器だそうです。

1曲目の演奏は、オペラ「リナルド」から「私を泣かせてください」。

「私を泣かせてください」は劇中で、エルサレムのイスラム側の魔法使いの囚われの身になった十字軍の将軍リナルドの許嫁、アルミレーナが敵軍の王アルガンテに求愛されますが、愛するリナルドへの貞節を守るため「苛酷な運命に涙を流しましょう」と歌うアリアです。

目を閉じながらじっくり聞き入る観客のみなさま。
悲しい運命のストーリーが、美しい旋律として胸を打つ演奏でした。

続いてピアノソロ2曲は、どの曲も一度は耳にしたことのあるクラシックの名曲。
ショパンの改革のエチュードは圧巻の演奏で、とても心に響く情熱的な演奏。
そして、アンコールはオペラの名曲「トゥーランドット」から「誰も寝てはならぬ」
あの荒川静香さんがトリノオリンピックで使用された名曲でした。

バラの品種園をバックに、華やかで心地よい音色がアトリエを包む、バラと愉しむ30分の演奏会は、まさにfeel！
演奏者のお二人の暖かさを感じるコンサートとなりました。

バラの品種園をバックに、春バラと愉しむ華やかな音色の演奏

満員となった会場で、美しい演奏に聞き入る観客たち

パラソルやバラの花びらがディスプレイされた温室のアトリエは、上品な雰囲気に

アトリエの外で咲き誇る春バラ

息ぴったりな演奏を披露いただいた、オーボエ奏者の川澄さん（左）と、ピアノ奏者の吉田さん（右）

次回、「音の花束コンサート」の第2回は、10万輪のひまわりが咲き誇るレストラン ローズファーム ハウスにて、7月30日（日）に「夏を彩る上品なJAZZ　矢城純平トリオ」がお送りします。

乞うご期待ください！

ROSE LABOのPOPUPも開催しました！

また、入園無料のローズファーム マーケットでは、”食べられるバラ”を栽培するROSE LABOのPOPUPが週末に開催されました。
オーガニックで育てられたバラのジャムの試食や化粧品など、さまざまななアイテムが並び、華やかなマーケットとなりました。

園内ではラベンダーが見頃を迎え、インフォメーションでは本日より「ラベンダーの花摘み」アクティビティもスタートしました！
爽やかな初夏のいばらきフラワーパークをぜひお楽しみください。

■いばらきフラワーパーク
【営業時間】9:00-17:00
【入園料金】6/1（木）～6/30（金）：大人1,200円、小人400円（小中学生）、ペット200円、未就学児無料
【休園日】火曜日